動物病院の先生も加入できる!経営セーフティ共済で節税&リスク対策

開業して数年経つと、取引先との関係や経営リスクに悩む場面も出てきます。
そんなときに頼れる制度のひとつが「経営セーフティ共済(正式名称:中小企業倒産防止共済)」です。
動物病院の先生でも、もしものときの備えとして活用できます!
経営セーフティ共済ってなに?
取引先が倒産したときなど、連鎖倒産を防ぐための**“保険のような制度”**です。
掛金を積み立てておくことで、万が一取引先が倒産した際には、掛金の10倍まで(最大8,000万円)借りることができます。
ポイント
- 取引先が倒産したら、すぐに資金を借りられる!
- 使わなかった場合も、解約時に掛金が返ってくる!
- 掛金は**全額経費(損金)**にできて節税効果も!
掛金と節税の効果
- 月額:5,000円〜20万円(上限800万円まで)
- 全額が損金(法人)または必要経費(個人)に!
📌 例えば年間240万円の掛金 → そのまま全額損金にできる!
節税しながら、もしものときの備えにもなる、まさに一石二鳥の制度です。
動物病院における使いどころ
「うちは倒産するような取引先なんてないけど…」と思われるかもしれませんが、以下のような場面でも有効です。
- 薬品・医療機器のディーラーが突然倒産
- 事務委託先が不渡りに
- 長年の業者が経営不安定に
また、節税目的での活用も多く、解約すれば原則掛金の全額が戻ってくるという安心感も。
注意点
- 掛金納付月数が12ヶ月未満だと貸付・解約金が出ない
- 解約時は益金扱いになる(※タイミング調整が重要)
👉 法人の黒字対策や利益調整に活用する場合は、税理士に相談しながら導入するのがベストです!
まとめ
経営セーフティ共済は、
✔ いざというときの資金繰りに強く、
✔ 掛金が全額経費になるため、節税対策にも最適です。
動物病院を経営する上で、安定した運営のための“保険”として、ぜひ一度ご検討ください。