川端税理士事務所|秋葉原

【動物病院向け】窓口収入、預金に入れていますか?~税務調査で見られる「現金管理」の落とし穴~

【動物病院向け】窓口収入は必ず預金へ!税務調査で見られる現金管理の注意点

動物病院の院長先生・事務長・受付スタッフの皆さま。
日々の診療で「診療費」「フード代」「ワクチン接種」など、窓口で現金を受け取る機会は多いと思います。

その現金、きちんと預金に入れていますか?
もし「手元で使ってしまっている」場合、税務調査で厳しく指摘される可能性があります。

動物病院は「現金商売」、だからこそ注目される

保険診療がないため、動物病院は全額自己負担。現金収入が多く、税務署からは売上除外のリスクが高い業種と見られます。

税務調査で必ず確認されるポイント

  • 窓口収入が日々記録されているか
  • 売上金が預金に入金されているか
  • レジ現金残高と帳簿が一致しているか
  • 小口現金の支出が記録されているか

放置するとこんなリスクが

売上除外(脱税と判断されるおそれ)
横領や私的流用と疑われる可能性

正しい現金処理 3ステップ

ステップ内容ポイント
① 集計レジの現金を締めるPOSや伝票と突合
② 預金入金できるだけ早く入金入金記録を残す
③ 記帳売上として記録帳簿と入金をリンク

小口現金も要管理

備品やフード購入などで現金を使う場合は、小口現金出納帳をつけ、残高と帳簿を定期的に照合しましょう。

税務調査で指摘された事例

  • 現金売上が帳簿・預金に反映されていなかった
  • 入金履歴がなく収入の信ぴょう性に疑問を持たれた
  • 小口現金の記録が不十分で現金残高と不一致

結果として、追徴課税や修正申告を求められるケースもあります。

まとめ:現金管理の透明化は信用に直結

動物病院は忙しい業務の中でも、その日その場で処理する習慣をつけることが重要です。

チェックリスト

  • 窓口現金は必ず預金に入れる
  • 入金記録と帳簿が一致
  • 小口現金の使途が全て記録
  • レジ現金残と帳簿を定期確認

「うちは大丈夫かな…」と思ったら、動物病院の税務に詳しい税理士が現金管理体制を見直します。お気軽にご相談ください。

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