法人決算前に必ず確認したい経費チェックリスト【保存版】
見落としやすいポイントを税理士が解説
法人決算前は、日々の記帳では見落としがちな経費や処理のズレが表面化しやすい時期です。
決算後に修正が必要になると、手間だけでなく税務リスクも高まります。
この記事では、法人決算前に必ず確認しておきたい経費のチェックポイントを、
実務でよくある見落としを中心にチェックリスト形式で解説します。
目次 ▲
決算前チェック① 領収書・請求書はすべて揃っているか
まず確認すべきは、経費の証憑が揃っているかです。
・領収書が未回収のままになっていないか
・クレジットカード明細だけで処理していないか
・内容が不明な領収書が混ざっていないか
領収書がない、内容を説明できない経費は、
税務調査で否認される可能性があります。
決算前チェック② 私的支出が経費に混ざっていないか
決算前に特に多いのが、
社長や役員の私的支出が経費に混在しているケースです。
・私的な飲食代
・家族との食事
・プライベートな買い物
これらが会議費・交際費・雑費などで計上されていないか、
必ず見直しましょう。
決算前チェック③ 交際費と福利厚生費の区分は正しいか
交際費と福利厚生費の区分は、
決算時に間違えやすいポイントのひとつです。
・取引先との飲食 → 交際費
・従業員全体対象の飲食 → 福利厚生費
対象が誰か、全員が対象かを基準に、
区分が正しいか確認しましょう。
決算前チェック④ 役員関連の支出に無理がないか
役員に関する支出は、税務調査で必ず確認されます。
・役員個人の飲食代を経費にしていないか
・自宅家賃の按分が過大になっていないか
・実態のない家族給与が計上されていないか
役員関連の経費は、
「少し厳しめ」くらいがちょうど良い判断になります。
決算前チェック⑤ 決算前に購入したものの処理は正しいか
決算前に購入した備品やサービスについて、
次の点を確認しましょう。
・決算期中に使用を開始しているか
・高額なものを一括で経費にしていないか
・単なる節税目的の購入になっていないか
使用実態のない支出は、
決算期の経費として認められない可能性があります。
決算前チェック⑥ 雑費が多くなりすぎていないか
処理に迷う支出を雑費にまとめていないか、
必ず確認が必要です。
雑費の金額が大きい場合、
税務調査では
「中身をすべて説明してください」
と求められるケースが多くなります。
決算前チェック⑦ 仮払金・未払金の内容は整理されているか
仮払金や未払金がそのままになっていると、
決算後に修正が必要になることがあります。
・何の支出かわからない仮払金
・計上漏れの未払金
決算前に内容を確認し、
不要なものは整理しておきましょう。
決算前チェック⑧ 売上・仕入の計上時期は正しいか
決算前後の売上・仕入は、
税務調査で必ず確認されるポイントです。
・入金基準で売上計上していないか
・請求書未着を理由に仕入を落としていないか
発生主義に基づき、
計上時期が正しいか確認が必要です。
まとめ
法人決算前のチェックは、
決算後の修正や税務リスクを減らすための重要な工程です。
・経費の内容を説明できるか
・私的支出が混ざっていないか
・役員関連の処理に無理がないか
このチェックリストを使って事前に確認することで、
安心して決算を迎えることができます。
